日テレ、Netflix「WBC特番」放送も「ただの下請け」説…テレビとネットの完全逆転に、業界関係者も嘆き節

Thumbnail

日本テレビが2026年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でNetflixとタッグを組むという発表は、今やテレビ業界に衝撃をもたらしています。なんと、基本的な試合中継の制作を担当するのが日本テレビでありながら、その肝心な試合映像はNetflixで独占配信されるというのです。このニュースが広まるやいなや、業界内からは「日テレがただの下請け企業に成り下がった」との厳しい声が続出しています。

1月29日の発表によると、日本テレビはWBCにおける15試合の中継制作を受託し、その内訳は1次ラウンドの日本戦を含む10試合と、準々決勝から決勝までの5試合に及びます。一方で、その試合本編はNetflixによる独占配信とされており、これに対するネット上の反響は否定的なものが多いです。「私たちはただの制作チーム、観客には配信権すらない」といった声が飛び交い、視聴者を取り戻すことができるのか不安が募ります。

さらには、有名なアーティスト・二宮和也や俳優の渡辺謙がNetflixの国内独占配信に関するスペシャルサポーターを務めることとなり、その影響力はさらに強まっています。前回のWBCでは中居正広が中心的な存在だったことが思い起こされ、「あの時代はどこに行ってしまったのか」と感慨深く思うファンも多いことでしょう。この変化は、テレビ業界に長年従事してきた人々にとって大きな文化的喪失とも言えるのではないでしょうか。

これまでも、Netflixはドラマや映画分野での資金力と独自性で視聴者を引き寄せ、逆転現象が起きていましたが、国民的イベントであるWBCにまでその影響力が及ぶとは、まさに業界全体が震撼する出来事です。これにより、メディアの立場は完全に逆転し、果たして日本テレビがこの流れにどう立ち向かうのかが問われます。

一部の専門家たちは「WBCという国民的イベントでさえNetflixによって独占されることは、今後テレビ局がどうやって視聴者を戻すのかという課題に直面することになる」と警鐘を鳴らしています。イベントや商品展開についても、テレビ局には豊富なノウハウが存在するが、肝心な知的財産を他者に握られてしまうことで、その影響力は限りなく縮小してしまうのです。

今後の展開がますます注目される中、業界は大きな岐路に立たされていることを忘れてはいけません。「70年の歴史を背負った日本テレビが、ネットの新興勢力に押される姿はあまりにも痛々しい」と、多くの関係者が嘆く声もあります。

この変革がもたらすリスクとチャンス、そしてそれに対する対策は一体どうなるのか。日本テレビが自身のアイデンティティをどのように守り抜くのか、そして視聴者にどのように新たな価値を提供するのか、今後の展開から目が離せません。ますますデジタル化が進む現代において、手段を選ぶ余裕はないはずです。日本のメディア界がどのようにしてこの挑戦を乗り越えるのか、刻々と進展する状況に注目が集まります。