
料理研究家リュウジが1月28日、自身のX(旧Twitter)アカウントで一大事を報じた。彼は、無添加食品を過剰に持ち上げる風潮に対して、「本当にこういうのやめてほしい」と苦言を呈し、瞬く間にSNS上で議論が激化している。
この発言の発端は、一般ユーザーの投稿。彼は、無添加の食品に対する過度な信仰が、味覚を壊してしまうと主張し、自らのオーガニックレストランの経験談を披露した。彼の言葉に影響を受けたのか、子供を連れた親がストレート果汁ジュースの「甘くない」味に苦しむ姿を目にして、日本人の味覚の劣化を憂う声を上げた。この投稿に対し、リュウジは反発し、「添加物が味覚を壊すという主張には科学的根拠が一切ない」とバッサリ。さらに、「無添加を強調して添加物を悪者にする風潮には警鐘を鳴らしたい」と続けた。
この主張に同調する声がある一方、リュウジへの反発も少なくない。彼の意見を「偏った思想」と切り捨てる声も上がり、まるで世代を超えた味覚論争が再燃しているかのようだ。SNSの機能により、瞬時に広がる情報は、さまざまな意見を孕むことになる。しかし、リュウジの主張は、単なる添加物の問題にとどまらず、日本の食文化そのものに対する問いかけでもある。
興味深いのはリュウジがこの議論に一歩踏み込むことになった背景だ。2023年に流行した「味の素論争」も同様の問題を引き起こした。あの有名起業家・堀江貴文氏が、海外で味わった料理をSNSに投稿した際、「味の素が入っているので気をつけて」とのリプライに対し、「味の素が入っていたら何が悪いのか」と反論。これに対しリュウジは、「味の素を嫌う理由が科学的根拠に欠ける」と強く賛同した。この際のやり取りは、料理を楽しむためには何が必要かという問いを投げかける重要な瞬間となったのだ。
リュウジが強調したいのは「料理は美味しく食べられることが大事」という点だ。「手間をかけることが美徳」という風潮に対抗し、効率性のある料理法を訴えている。動画では、味の素とハイミーを用いた卵かけご飯の食べ比べを行い、うま味調味料の価値を広めようとする姿勢からも、料理に対する彼の真剣さが伝わってくる。現代の忙しい人々にとって、時には「手間いらず」であることも必要なのだ。
この論争は、単に添加物や無添加の商品を巡るものにとどまらず、日本の食文化を考える上での重要な議論となっている。リュウジの言葉は、多くの人々に影響を与え、さらなる討論を呼ぶことは間違いない。無添加が全て良いとは限らず、添加物にはそれなりの役割があることを再認識する契機となるかもしれない。
この問題はまだまだ続く。リュウジの苦言は、ひとつのマスメディアとしての責任を果たしているのか?それとも、ただの個人的な意見として受け取られるのか?今後の展開に目が離せない。国民の食卓を支えるために何が本当に必要なのか、皆が考えるべき時が来たのだ。国民が直面する現代の食文化の真実を、改めて問い直す機会として捉えたい。リュウジ氏の発言に耳を傾け、深い議論を交わすことが求められている。