
驚くべき発言が音楽界を揺るがせている。フォークシンガーの松山千春が、NHKの音楽番組『SONGS』の司会者である大泉洋の進行態度について痛烈に批判し、その内容に多くの反響が寄せられているのだ。
この問題の発端は、1月30日のラジオ番組『松山千春のオールナイトニッポンGOLD〜デビュー50周年スペシャル〜』での松山の発言に遡る。彼は、1月26日に放送された『SONGS』を視聴し、大泉の態度に不満を感じたことを伝えた。その日は、1971年にデビューしたシンガーソングライター小椋佳が13年ぶりに登場した特別な放送。松山はこの番組に強い関心を抱いていたが、「大泉洋の態度が気に食わなかった」と明言した。
松山は続けて、こう述べた。「小椋佳に対する態度がデカかった。まるで自分も頑張っているとでも思っているのか、お前のは歌じゃないよ、バカ。小椋佳と一緒にするんじゃないよ。なに勘違いしているんだ。」この発言は、松山がアーティストとしての敬意をいかに重要視しているかを示している。
彼の厳しい意見に反論する視聴者も少なくなく、「いつものあの調子だったんだろうな」と語るツイートや、「大泉洋は嫌いではないが、SONGSは彼が司会をするようになって別の番組になってしまい、見ないようになった」という声が上がっている。このように、SNS上では大泉洋の進行スタイルに対して疑問を呈する意見が続出し、同番組のファン層を二分する事態に発展している。
『SONGS』は2007年にスタートし、普段テレビに出演しないアーティストを招き、制作の背景や人生観を掘り下げる内容が特徴。だが、2018年から大泉が司会を務めていることが視聴者から「硬派な音楽番組」に対する不適合だと懸念されていた。この番組のトーンに大泉の軽快な進行スタイルが合わないと感じる視聴者がいるのも事実であり、音楽ファンたちの関心が高まっている。
以前の放送では、2024年7月にB’zの松本孝弘がゲスト出演した際の、大泉のフランクな態度が視聴者に心配をもたらしたエピソードもある。これが再燃し、多くのファンに不安を生じさせている状況が続く。
松山は、北海道出身という共通点を持つ大泉に対して、同じ北海道人として思うところがあった様子。「相手をよく知った上で自分がなにを言っているのか、どんなことをしゃべっているのか考えたほうがいいぞ」とアドバイスを送り、時に厳しく、時に優しさを交えながら、番組進行への期待を寄せている。
こうした松山の発言は単なる批判ではなく、彼自身が音楽ファンとしての情熱を持っていることも示唆している。大泉の反応や、今後の『SONGS』での進行スタイルがどう変わるか、視聴者たちは今後の動向に注目せざるを得ない。
この事件は、単なるエンターテインメントの枠を超え、音楽と文化への理解を深める重要な問題を浮き彫りにしている。松山千春の言葉が、大泉洋や『SONGS』、さらには日本の音楽シーン全体にどのような影響を及ぼすのか、しっかりと見守る必要があるだろう。人気司会者としての大泉の進行が、果たしてこのままで良いのか、また新たなチャレンジが求められるのか、今後の展開から目が離せない。