マトリの捜査は“大失敗” 薬物疑惑の「米倉涼子」書類送検のウラ側 「警察に比べて証拠固めの意識が低い」

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 東京地検は、麻薬取締法違反などの容疑で書類送検された女優の(50)を不起訴処分にしたことを発表した。関東信越厚生局麻薬取締部、いわゆる“マトリ”の捜査は大失敗だったと見られている。検察も激怒したというそのあきれた実態とは一体、いかなるものだったのか。

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“捜査の体を成していない”

 米倉は大ヒットドラマ「ドクターX」シリーズで主演を務めた、言わずと知れた国民的女優。書類送検されたことで、まさかの被告人となる可能性も出てきたわけだが、

「不起訴処分となり、刑事処分の上では“シロ”という結果になりました。」(社会部記者)

 振り返れば彼女は昨年、恋人で同居相手のアルゼンチン人ダンサー、ゴンサロ・クエッショ氏と共に、違法に関与している疑いが浮上した。マトリは自宅に家宅捜索をかけて“ブツ”を押収したものの、最終的に彼を取り逃がしたとされる。

 先の記者によれば、

「マトリの大チョンボですよ。ガサ入れ後、違法の共同所持の容疑で米倉と恋人の身柄をそろって押さえるべく逮捕状を請求しようとした矢先、彼の所在を見失ってしまったのです。大慌てで探したところ、オトコはすでに出国していた。今もなお日本には戻ってきていないようです。大物相手ということもあって、検察は“捜査の体を成していない”と怒り心頭でした」

マトリと警察の“意識の差”

 立件のハードルは高い。

「米倉は“クスリは私のものではなく、あるのも知らなかった”と否認している。共同所持罪で起訴するためには本来、彼女だけでなく同居人にも取り調べをして、供述を突き合せる必要があった。それができなくなった今回、書類送検は捜査の帰結として手続き上、行っただけでしょう」(前出の記者)

 厚労省関係者は大失態の背景についてこう述べる。

「マトリは警察に比べ、逮捕に向けた証拠固めの意識が低いという事情もあった。手がけた事件が不起訴になることを恥とする警察に対して、マトリはそこまでではありません。むしろ麻薬を根絶するためには、積極的に捜査を進めるべきだと考える傾向がある。警察とは、組織の“論理”が異なるのです」

「もう芸能界を引退する」

 もっとも米倉は、昨年から捜査情報が漏れ続け、疑惑を報じられてきたことに納得がいっていないという。

「書類送検の事実を独自で報じたのはフジテレビと系列局だけで、他社は後追いしませんでした。“逮捕に至っておらず、不起訴になるとみられる事件を、世に出す意義があるのか”と言う人もいるからです。フジ以外の社はそうした批判を織り込み、わざわざ危ない橋を渡ろうとはしなかった可能性があります」(前出の厚労省関係者)

 とはいえ、一人で海外に逃げてしまうロクでもない恋人と付き合っていた米倉にも、問題があろう。

 マトリの事情聴取では“もう芸能界を引退する”と弱気な面を見せたという米倉。今後の女優生命はどうなってしまうのか。芸能デスクに聞くと、

「テレビへの復帰は、当面無理でしょう。しかし、配信系メディアなら可能性はある。すでに撮り終わっていた作品ではありますが、実際、アマゾンプライムビデオでは2月13日から、米倉主演の映画『エンジェルフライト
THE MOVIE』が配信される。同10日に開催予定の完成披露試写会は、書類送検後ということもあって注目を集めるかもしれません」

 米倉最後の映画になるかもしれない今作品、視聴回数だけは伸びるか?

「週刊新潮」2026年2月5日号 掲載