大人気のダニよけスプレーに衝撃の事実が発覚しました。消費者庁は3月14日、あるダニ対策スプレーの広告に科学的根拠がないとして、景品表示法違反の疑いで販売業者に対し措置命令を出しました。このスプレーは「さよならダニー」といった商品名で販売され、パッケージやウェブサイトでは「1プッシュでダニよけ効果約1ヶ月」と謳われていましたが、その効果を裏付ける科学的証拠は存在しませんでした。
消費者庁の調査によると、販売していたのはeスマイルとスマイルコミュニケーションズで、同社はダニの捕獲やアレルゲンの抑制効果を宣伝していた5種類の製品を取り扱っていました。しかし、提出された資料を精査した結果、広告の内容を支持するデータは見つからなかったとのことです。
このニュースに対して、ネット上では消費者の怒りの声が上がっています。「根拠なしに売るのは完全にアウト」「1プッシュで1ヶ月なんて信じる方が無理」といったコメントが寄せられ、消費者庁にはさらなる調査を求める声も多く見受けられました。また、他の製品についても疑念が広がり、同様の販売方法を取る商品への警戒感が強まっています。
消費者庁は、今後もこうした不正広告の取り締まりを強化し、消費者の信頼を守るための対策を進める意向です。このような問題が再発しないよう、業界全体の透明性が求められています。消費者は、購入を検討する際には、広告内容に対する慎重な検討が必要です。