これまでも芸能人による性暴力・性犯罪はたびたび報道され、そのたびにネット上では被害者バッシングが行われ、ワイドショーなども面白おかしい「下半身スキャンダル」かのように取り上げることがあった。
今回の場合もネット上では心ない書き込みが多く行われてしまっている。性暴力の被害者バッシングは珍しくないが、芸能人が絡む場合に特に顕著となる。
一部のスポーツ紙が被害者の体型や、その年齢には見えない印象だという「関係者」の証言を載せた。被害者のプライバシー保護の点からもあり得ないものであり、報道においてこのような描写が必要だったとは思えない。
また、加害を許してはいけないという論調も当然あったものの、あるワイドショーではコメンテーターのタレントが、俳優と共演経験のある女性タレントに対して「(俳優が女性タレントに好意を持っていたとされていたことから)ヤラせてもよかったんじゃないの」「お前が一番悪いのかなと思ったよ」と言い、笑いを取ろうとした。