3月いっぱいでおよそ23年の歴史に幕を閉じることとなったバラエティー番組「行列のできる相談所」(日本テレビ系)。16日放送の同番組の1000回記念スペシャルで、司会の明石家さんま(69)が、自らの遺産について語った。
番組で「遺産相続問題」がテーマとなると、さんまは「うちは言うてある」と自らの遺産をどう処分するかすでに決めていると口火を切った。東野幸治(57)に遺産について聞かれた、さんまの意外な回答に絶賛の声が寄せられている。
さんまには、元妻の大竹しのぶ(67)との間に長女のIMALU(35)と、直接血のつながりはないが実子のように可愛がっている息子の二千翔さんがいる。番組では2人に贈与すべきではと言われたさんまは、「ちゃうちゃう、明日どうしよう?いう人生が楽しいやないかい」と話し、子供たちには遺産を相続しないと公言したのだった。
「さんまは自宅兼個人事務所にしている東京都心の一棟ビルやオーストラリアの別荘をはじめとした不動産のほかに、今も自らハンドルを握るなど高級車や高級時計を複数所有し、芸能生活で築いた保有資産は50億円はくだらなく、100億円はあるのではないかと言われています」(週刊誌記者)
IMALUにしてみれば、さんまの巨額資産が相続できないのは“親ガチャ”失敗も同然に思えるが、そこにはさんまなりの理由があるという。
さんま自身が「明日どうしよう?」という日々を生きてきたと主張し、そのほうが「(人生にとって)パワーになってきてるやんか」と話しているように、子供たちにも同じ経験をさせたいというのだ。
■松本人志や中居正広が女性トラブルでつまづく中…
「さんまは『週刊さんまとマツコ』『踊る!さんま御殿!!』などの冠番組を持つなど第一線で活躍し、お笑い界のトップに未だ君臨し続けていますが、引退もたびたび囁かれてきています。しかし、ここ最近は松本人志の活動休止や中居正広の引退など、芸能人の女性トラブルが目立っている中で、『さすが!としか言いようがない』『トップを走り続けるだけのことはある』『芸能界で実は一番まともだった』といった声があがっています。本人は『まともだ』と言われるのが一番面白くないと思っているはずですが、今回の遺産の件だけでなく、これまで数々の名言を時折披露してはファンをうならせてきました」(芸能ライター)
さんまは17年11月に放送された『誰も知らない明石家さんま ロングインタビューで解禁!』(日本テレビ系)で、自身が「人に腹を立てない理由」について語っている。「すごく腹が立つことはありますか」と聞かれたさんまは、「ないないない」と答え、その理由としてこう話している。
「嫉妬心がないから、人に対して。自分も過信してないし。何やねんこいつ?って思うことあるけど、すぐこいつアホやねんなと思う」
人を怒らせる人間がアホだと思っているから、腹を立てることはないというさんまの考えに、共感する声が多くあがっている。
さんまは死後、自身の遺産を「国に寄付する」と宣言。今年7月1日に古希を迎えるが、まだ日本のお笑いを引っ張っていってほしいという声は少なくない。