女優の香山美子さんが、夫で名歌手の三条正義さんを亡くした後の心の葛藤と新たな生活について語った。三条さんは2017年に高齢の74歳で亡くなり、香山さんは彼との最後の会話や思い出を振り返りながら、日常生活をどのように送っているのかを明かした。
香山さんは1944年に東京都で生まれ、1961年に女優デビューを果たした。その後、多数の映画やテレビドラマで活躍し、1973年に三条正義さんと結婚した。二人は公私ともに充実した日々を送り、特に三条さんの歌手としての成功は大きな話題となった。しかし、2016年頃から三条さんの健康が悪化し、2017年には呼吸器系の病気により他界することとなった。
亡くなる前、香山さんと三条さんは深い愛情を持って生活しており、香山さんは夫の最後の瞬間を「私も葬儀を考えた」と語った。三条さんの死後、香山さんは「彼の魂はどこかにいると思う」と語り、故人を偲びながらも前向きに日々を過ごしていることを伝えた。
現在、香山さんは一人暮らしを始め、自分自身の時間を楽しむようになった。息子の光さんも結婚し、家を出たことで、香山さんは新たな生活スタイルを模索している。彼女は「今は自由の身に解き放たれて楽しんでいる」と述べ、過去の忙しい日々を振り返った。
香山さんはまた、夫との思い出を大切にしながら、日常生活を楽しむ姿勢を見せている。彼女は時折、居酒屋で酒を酌み交わしながら、自身の趣味や食生活を充実させている。特に、料理をすることが楽しいと語り、息子のために食事を用意することも楽しみの一つとされている。
さらに、香山さんは自身の健康についても言及し、過去に3度の骨折を経験したことを振り返りつつ、体調管理に努めている様子が伺えた。彼女は「日頃はテキパキとした行動派」と自負し、今後も自分の人生をしっかりと楽しんでいく意欲を見せている。
香山美子さんの夫、三条正義さんの思い出を胸に、新たな人生の一歩を踏み出した彼女の姿は、多くの人々に感動を与えるだろう。彼女は今後も、女優としての活動を続けながら、心の中で夫との思い出を生き続けていく。