文化勲章を受賞した著名な作曲家、船村徹氏(享年84)が突然の死去を遂げた。彼の死は、音楽界に多大な影響を与えた巨星の喪失として、多くのファンや関係者に衝撃を与えた。船村氏は5000曲以上の楽曲を手掛け、昭和の音楽シーンを彩った。
船村氏の妻、福田子さんは彼の最期の様子を振り返り、16日午前11時ごろに異変に気づいたと語る。救急搬送されるも、心不全により帰らぬ人となった。福田子さんは、船村氏が自宅療養中も曲作りを続けていたことを明かし、「まだ元気になるつもりだった」とその姿を偲んだ。
葬儀は22日に東京の母国寺で執り行われ、約1500人の関係者や著名人が集まった。多くの弟子たちが船村氏の教えを受け、彼への感謝の言葉を述べた。北島三郎さんは「船村さんに手紙を書きました」と語り、鳥羽一郎さんも「命の恩人」としてその存在の大きさを再確認した。
葬儀の際には、船村氏が愛した楽器の演奏が行われ、彼の楽曲が式場に響き渡った。弟子の村木ダさんは、船村氏の指導を受けた日々を振り返りながら、今後も彼の音楽を広めていく決意を明かした。船村徹氏の音楽と人柄は、これからも多くの人々に愛され続けることだろう。