人気ロックバンド「ONE OK ROCK」のボーカル、高（たか）さんが、7月2日のインスタライブで自身が抱えるパニック障害について告白しました。この発言は多くのファンやメディアに驚きをもって受け止められました。高さんは、パニック障害の症状がどのように彼の生活に影響を及ぼしているかを率直に語り、特にライブ後の新幹線での体験を共有しました。大阪でのライブ終了後、彼はホームで2時間も症状が収まるのを待たなければならなかったと述べています。

また、高さんはファンとの交流の中で、体調が優れなかったために失礼な対応をしてしまったことも反省し、ファンへの気遣いを示しました。現在はロサンゼルスに住んでいる高さんは、空港の機内でも症状に襲われた経験があると語り、周囲の人々に理解を求める姿勢を示しています。

高さんの家庭環境についても注目が集まっています。父親は著名な歌手・森進一さんであり、母親は森正子さんという音楽一家に生まれ育った高さん。しかし、彼は13歳でジャニーズ事務所に入所した後、親の七光りとしての苦悩を経験し、その後ジャニーズを脱退することとなります。この時、森進一さんとの関係が悪化し、結果的に絶縁状態に至ったとされています。

高さんは、父親との関係についても振り返り、完全に絶縁することはできないとしながらも、時折森進一さんが彼を支援していたエピソードを語りました。父親は高さんの生活を心配し、密かに金銭的なサポートを行っていたことも明らかになっています。

一方、母親との関係もまた複雑であり、幼少期には厳格な教育方針が影響を与えていたことが語られています。高さん自身が反抗期にあり、母親との衝突もあったものの、その中で成長していった様子が窺えます。

高さんの告白を受けて、ネット上では多くの応援メッセージが寄せられています。「大変だと思うけれど、ゆっくり付き合っていってね」といったコメントは、彼の心の支えとなっていることでしょう。これからも高さんには、パニック障害に負けず音楽活動を続けてほしいと願うファンが大勢いることでしょう。彼の勇気ある告白が、同じ悩みを抱える人々に希望を与えることを期待しています。