水前寺清子さんが急逝したとの噂が広まりましたが、これは誤解であり、実際には歌手の社明さんが2023年12月30日に急性肺炎のため亡くなったことが原因でした。水前寺さんは、同じ熊本出身の社明さんに対し深い思いを抱いており、その訃報にショックを受けたとコメントしています。
水前寺さんは、熊本出身の実業家の家族に生まれ、裕福な環境で育ちましたが、12歳のときに家族が夜逃げを余儀なくされ、困難な生活を強いられました。それでも彼女は夢を持ち続け、19歳で歌手デビューを果たしました。代表曲『三百六十五歩のマーチ』で広く知られるようになり、演歌界の女王とも称されています。
水前寺さんは、2000年に熊本に老人ケアハウスを設立し、故郷への愛情を示しましたが、運営を任せていた男性に対する不信感から、2016年にその施設との関係を断つこととなりました。この男性は、架空工事などの不正を行っていたことが明らかになり、水前寺さんは多額の資金を失ったとされています。
私生活では、1989年にサックス奏者の小松明さんと結婚し、長年にわたり支え合ってきましたが、2020年に離婚しました。小松さんとの関係にはパワハラの問題があったとされ、離婚後は心身ともに軽くなったと語っています。
現在79歳の水前寺さんは、元気に芸能活動を続けており、地域との結びつきを大切にしながら、熊本の復興支援にも力を入れています。彼女の活動は、故郷への愛と歌手としての誇りを感じさせるものであり、今後の活動にも期待が寄せられています。