巨人のエース、菅野智之投手が3年ぶりとなる完封勝利を達成し、球場全体が喜びに包まれた。しかし、試合後の杉内俊哉投手コーチのコメントが注目を集め、驚きを隠せない状況となっています。

試合内容と菅野の快挙

この試合で菅野は9回を投げ切り、被安打わずか3、奪三振9という圧巻のピッチングを披露。球数も100球を少し超える程度で、完封勝利にふさわしい内容でした。コロナ禍や故障を経ての復活劇に、ファンもチームメイトも歓喜しました。

杉内コーチの意外な反応

試合後、報道陣の前に現れた杉内コーチは、喜びのコメントを期待される中、開口一番「菅野はもっとやれるはずだ」と一喝。「完封したとはいえ、初回の投球内容は甘さが目立った。まだまだ改善すべき点が山積みだ」と厳しい評価を下しました。
さらに「エースとしての復活を本当に証明するなら、この1試合だけではなく、継続して結果を出さなければ意味がない」と続け、その熱のこもったコメントに一同驚愕。

杉内コーチの“激怒”の理由

杉内コーチがブチギレた背景には、菅野に対する期待の大きさがあると言われています。近年、菅野が怪我やスランプで思うような成績を残せず、チームのエースとしての役割を果たせなかった期間が続いていました。その苛立ちが今回のコメントに現れたとも言えます。

阿部監督のコメント

一方、阿部慎之助監督は試合後に「智之はやっぱりチームの柱だ。今日のピッチングはチーム全体を勢いづけるものだった」と評価しつつも、「ただ、彼が完全復活と言われるにはまだ早い。この勢いをシーズン通して維持してほしい」と冷静なコメントを残しました。