フジテレビがサブスクリプションモデルへの移行を模索している中、堀江貴文氏がテレビ業界の現状について語った。堀江氏は、テレビのビジネスモデルがサブスクリプションで成立する可能性があると述べ、特にNetflixの影響力について疑問を呈した。最近のデータによると、Netflixの日本における会員数は1000万人を超え、全世界では3億人を超えるという。
堀江氏は、日本の視聴者が海外作品よりも日本作品を好む傾向にあることに注目し、日本のコンテンツの価値が高まっていると強調した。特に、Netflixが優秀なクリエイターを引き抜いている現状に触れ、フジテレビが有能な人材を流出させていることを懸念した。
また、堀江氏はフジテレビが一部作品を無料配信する提案を行ったが、その実施がなぜ行われないのか理解できないと述べた。彼は、現在のフジテレビのコンテンツが視聴者のニーズに応えていないと指摘し、特に高齢者向けのコンテンツに偏重している点を批判した。
さらに、堀江氏はテレビが「オワコン」とされる中で、視聴者だけでなくスポンサーもテレビから離れつつある状況を指摘した。特に、最近の仲井スキャンダルがその流れを加速させる可能性があると警鐘を鳴らした。
フジテレビの今後の戦略が注目される中、堀江氏の意見はテレビ業界における変革の必要性を浮き彫りにしている。サブスクリプションモデルへの移行が実現すれば、テレビの未来に新たな展望が開けるかもしれない。