お笑い芸人の今くるよさんが、5月27日水曜日に大阪市内の病院で亡くなりました。所属事務所の吉本工業が28日に発表しました。今くるよさんは、1970年に高校の同級生であった今いよさんと共に「今くるよ・いまいよ」という女性漫才コンビを結成し、特に1980年代に大きな人気を博しました。体型やファッションをネタにした軽妙な掛け合いが特徴で、多くの賞を受賞し、女性漫才のパイオニアとして知られています。
今いよさんは2015年に亡くなっており、今回の訃報はその不法からちょうど9年後のことでした。クヨさんは、最後に舞台に立ったのが2022年4月の特別公演で、ファンに向けて「どやさ」とのコメントを残しました。葬儀は5月31日に行われる予定です。
しかし、彼女の晩年には遺産相続を巡るトラブルがあったことも報じられています。2019年には、今いよさんの実定がクヨさんに対し1700万円の支払いを求める裁判を起こし、一審で認められたものの、控訴されるなどの紆余曲折がありました。裁判は、1990年に発生した借金問題が発端で、最終的な判決ではクヨさんが約26万円を支払うように命じられました。
この裁判中、クヨさんは実定のマンションを差し押さえ、実定はその後の生活に困窮することとなりました。実定は、姉であるいよさんの遺骨をどうすべきか話し合う際、クヨさんとの関係が悪化していたことを明かしています。2人は高校時代からの親友でしたが、遺産相続を巡るトラブルは彼女たちの絆に深刻な影を落としました。
今回の訃報を受けて、多くのファンや仲間たちが追悼の意を示しています。クヨさんの存在は、女性漫才界において永遠に輝き続けることでしょう。