フジテレビの番組「まつもtoなかい」が、元SMAPの中居正広さんに関する性加害問題を知りながらも番組を継続した真の理由が明らかになりました。今回の問題は、いわゆる「松本復帰の受け皿」としての役割があったとのことです。
中居さんは2025年2月19日に有料ファンサイトを閉鎖し、芸能界から完全に姿を消すことが報じられています。フジテレビは70社以上のCMスポンサーが広告出行を控える危機的な状況にあり、視聴者に向けた公式発表では「FNS27時間テレビ2025」を放送見送りとする決定を下しました。これは、中居さんの女性トラブルが影響を及ぼしたものとされています。
さらに、フジテレビの幹部たちが中居さんの問題を軽視し、松本さんの復帰を優先させるために、被害者の声を握りつぶしたのではないかとの指摘もあります。このような体制が続く中、第三者委員会による調査が進行しており、特に中居さんとの接待に関する問題が焦点となっています。
業界内では、他局もフジテレビの問題に対する調査を行っているものの、実効性には疑問が残るとの声も上がっています。特に、フジテレビの役員が「我々はもう終わりだ」と漏らすなど、内部での危機感が高まっています。
このような中、松本さんの復帰が計画されている背景には、フジテレビが吉本興業との関係を重視していることが影響しているとされ、今後のテレビ業界全体に与える影響が懸念されています。中居さんの問題は、個々のタレントに限らず、テレビ業界全体の構造的な問題を浮き彫りにするものとなっています。