人気YouTuber・てんちむが、ナイトブラ「モテフィット」に関連する詐欺問題で、約9億円の損害賠償金を科せられた騒動の全貌が明らかになった。てんちむは2018年にモテフィットをプロデュースし、広告ではその効果を強調していた。しかし、2020年に彼女自身が「バストアップはブラの影響ではなかった」と認め、大炎上を引き起こすこととなった。
事件の発端は、てんちむが小さな胸にコンプレックスを抱え、バストアップを目的としたブラの販売を始めたことにある。彼女は当初、自身のYouTubeチャンネルでモテフィットを宣伝したが、効果に関する誤解を招くような表現が問題視された。特に、ブラを着用するだけでバストアップが可能であるかのような広告が、消費者を欺いたとして批判を浴びた。
その後、消費者からの返金要望にも応じ、約5億円の返金を行ったが、販売会社からも訴えられ、合計9億円の賠償命令が下された。2024年の判決では、4700万円の賠償金が確定し、てんちむは破産寸前の状況まで追い込まれた。
てんちむは「今回の件で多くの方にご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます」と謝罪し、返金を続けながらYouTube活動を再開する意向を示している。しかし、彼女の過去の発言や行動が引き続き批判の的となり、ネット上では賛否が分かれている。
多くの人々は、企業が広告内容に責任を持つべきだと主張しており、てんちむ自身の行動も問題視されている。今後の彼女の活動がどのように展開されるのか、注目が集まっている。