俳優の伊藤健太郎さんが、2023年9月10日に所属していたイマージュエンターテインメントを退所し、俳優・小栗旬さんが社長を務める大手事務所トライストーンに移籍することが報じられています。この移籍の背景には、2億円の違約金を肩代わりしてもらったという驚きの事実があるとされています。
伊藤健太郎さんは2015年に映画『俺物語!!』でデビューし、2017年には映画『デメキン』で初主演を果たしました。2019年にはNHKの連続テレビ小説『スカーレット』でヒロインの息子役を演じ、順調にキャリアを重ねていました。しかし、2020年10月に発生した交通事故が彼の芸能活動に暗い影を落としました。運転中にバイクと衝突し、現場から立ち去ったとして引き逃げの疑いで逮捕されたのです。この事件は彼のイメージに大きな打撃を与え、活動を一時謹慎せざるを得なくなりました。
事故後、伊藤さんは自身の復帰を果たし、2021年には映画『冬装備』で活動を再開。その後、徐々に評価を取り戻し、現在放送中のドラマ『光る君』にも出演しています。しかし、彼の移籍発表には批判の声も多く、特にイマージュエンターテインメントが彼の復帰を支え続けてきた中での決断に対して、裏切りではないかという意見も聞かれます。
伊藤さんの知人によると、彼は事故の被害者と和解し、法的な罪に問われることはなかったものの、世間の風当たりは依然として厳しかったといいます。彼は、支えてくれた事務所に感謝の気持ちを抱いていると述べており、移籍の理由については明確な答えは出ていないものの、待遇やギャラ、望む仕事が来ないなどの不満があったとされています。
また、伊藤さんが移籍する際、イマージュエンターテインメントに発生した賠償金の問題も無視できません。彼の出演作品に関する賠償金は約8億円に達していたとされ、契約満了と同時に移籍することで、事務所側との関係にも影響が及んでいる可能性があります。
新たなスタートを切る伊藤健太郎さんに対し、周囲は期待の声を寄せています。トライストーンでの活動が彼のキャリアにどのような影響を与えるのか、今後の彼の活躍に注目が集まります。