女優・十朱幸代さんが両足手術を受け、車椅子での生活を余儀なくされていることが報じられ、多くのファンが驚きと心配の声を上げています。彼女はデビュー以来60年以上、映画やテレビドラマで活躍し、70代後半に差し掛かってもなおその存在感を示しています。
十朱さんは1963年に日活に入社し、数々の名作に出演。その後、1970年代に入ると『男はつらいよ』シリーズや『悪名縄張嵐』などでヒロイン役を演じるようになりました。特に1983年に映画『魚影の群れ』では、衝撃的なベッドシーンを演じたことが大きな話題となりましたが、十朱さん自身はそのシーンを「見たくない」と語るなど、女優としての葛藤を抱えていたようです。
彼女の私生活では、若い頃に俳優の小坂かやさんとの恋愛が有名で、長い交際の末に結婚に至るも、わずか1年で離婚。その理由には小坂さんの浮気があったと言われており、十朱さんはその時の感情を「悲しみと怒り」で表現しています。また、1989年には西城秀樹さんとの交際が報じられ、結婚間近との噂もありましたが、最終的には周囲の反対により破局を迎えます。
十朱さんは近年、健康上の問題に直面していました。長年の舞台活動により、両足の痛みが悪化し、ついには21時間に及ぶ手術を受けることになりました。手術は成功し、リハビリを経て舞台復帰も果たしましたが、車椅子生活を強いられる時期もあり、ファンからの心配の声が寄せられています。彼女自身は「舞台に立ち続けたい」という強い意志を持ち、リハビリに励んでいると語っています。
十朱さんの人生は、華やかな表舞台の裏に数々の苦難と試練があったことを物語っています。これからも彼女が元気で舞台に立ち続ける姿を、多くのファンが見守り続けることでしょう。