プーチン氏「議論すべき問題ある」 一時停戦の即時受け入れ困難

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ロシアのプーチン大統領は、木曜日にウクライナにおける米国提案の停戦に対してオープンであると述べたが、依然として多くの問題が明確化される必要があると強調した。彼は、停戦がこの紛争の根本的な原因に対処する必要があると指摘した。

前日、モスクワはウクライナ戦争を終結させるための要求リストを米国に提示した。このリストには、ウクライナのNATO加盟を防ぐこと、国内の外国軍の排除、そしてロシアが併合を主張する4つの州に対する主権の承認が含まれている。アメリカとウクライナの官僚は、即時の30日間の停戦に合意しており、アメリカのマルコ・ルビオ国務長官は、ロシアの反応がモスクワの真の意図を示すことになると述べ、ポジティブな回答を期待していると語った。

ドナルド・トランプ氏は水曜日にホワイトハウスで、クレムリンが「血のバス」を終わらせることに同意することを望んでいると述べ、もし停戦が実現すれば、その結果としてこの悲惨な状況が解決に向かうと期待を寄せた。プーチン大統領は、トランプ氏の戦争終結への努力に感謝し、外交的な回答が得られればトランプ氏に連絡するかもしれないと述べた。

しかし、クレムリンの顧問ユーリ・ウシャコフ氏は、米国の即時停戦提案に対してより直接的な見解を示し、一時的な停戦がウクライナ側に再編成や戦力の回復を許すだけで、ロシア側には何の利益ももたらさないと批判した。

プーチン大統領は、2022年に「特別軍事作戦」と称してウクライナに数万人のロシア軍を派遣し、以来、欧州における最大の軍事紛争を引き起こしている。ロシア軍は侵攻初期の厳しい逆境を乗り越え、2024年中頃からはウクライナの約5分の1を制圧している。また、ウクライナ軍が昨夏に占拠したロシアの領土を奪還することにも近づいている。

プーチン大統領は水曜日にKKを訪問し、司令官たちに「最短の時間で仕事を終えるように」と指示した。米国の特使スティーブ・ウィトコフ氏も木曜日にモスクワを訪れ、プーチン大統領との停戦提案についてのさらなる協議を行う予定である。

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