元横綱北の富士が、2023年7月の名古屋場所を含む3場所連続で休場することが発表され、相撲ファンの間に大きな衝撃が走っています。北の富士はNHK相撲中継の解説者として親しまれ、その辛口ながらも的確な解説が新たなファンを引き寄せていますが、最近の体調不良が心配されている状況です。
北の富士は、2023年3月の春場所を休場した際、心臓の具合が悪化しているとの情報が流れ、ファンからの心配が高まっていました。続く5月場所も休場し、そして7月場所の全休が決定。これにより、彼の健康状態についての懸念は一層深まっています。NHKは「プライバシーに関することなのでお答えしない」との声明を繰り返し、具体的な症状については明らかにされていません。
彼の過去には、2016年に心臓手術を受けた経験があり、その際も手術の詳細は公表されず、病状についての不透明感がファンを不安にさせています。また、北の富士は1994年に未破裂動脈瘤を発見され手術を受けたことがあり、当時は遺書も書くほどの不安を抱えていたと語っています。これらの経歴から、体調が悪化している可能性が高いと見られています。
北の富士は、現役時代に優勝10回を果たし、その後は千代の富士や北勝海といった力士を育てた伝説の横綱です。近年はNHKでの解説が彼の活動の中心となっており、ファンからの期待も大きいだけに、早期の回復と復帰が望まれています。
今後、北の富士の健康状態に関する情報が公開されることを願い、彼の元気な姿を早く見たいというファンの想いは募るばかりです。相撲界に与えた影響とともに、彼の復帰を心から待ち望んでいます。