「噂すら聞いたことない」”全否定”の違和感と元フジ女子アナたちが「部外者」を決め込む切実事情

これほど大きな騒動になるとは誰が想像しただろうか。中居正広氏(𝟓𝟐)の『女性トラブル』は本人を芸能界引退に追い込み、フジテレビ存亡の危機を招くことになった。

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騒動は収束する兆しも見えてこない。それどころかその影響は広がるばかりだ。 “女子アナ上納疑惑”で猛批判を浴びているフジテレビだが、批判の矛先は経営陣や会社幹部だけでなく、女子アナたちにも向けられ、いわれのない誹謗中傷や批判が相次いでいる。

それは、現役アナだけに留まらない。そのため、フジテレビを退社した元フジ女子アナたちの発言にも注目が集まっている。’𝟏𝟕年にフジテレビを退社したアナウンサーの中村仁美(𝟒𝟓)は1月𝟐𝟕日、『ゴゴスマ』(𝐓𝐁𝐒系)に出演した際、

「当時会食とかそういうものはもちろんありました。ただ、私が長らくレギュラーをやっていたスタッフは『中村、無理して会食とか行く必要ないからね』って、『イヤなものはイヤって言っていいから』って。それは同じレギュラーをやっているタレントさんから直接誘われた会食であっても、断っていいよと私は言われてフジテレビ時代を過ごしました」

と語っている。また、フジテレビのアナウンサーではなかったが、同局の情報番組で𝐌𝐂を務めることが多かった安藤優子氏(𝟔𝟔)は、1月𝟐𝟔日に『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演し、

「性を伴う接待とか、𝟑𝟎年近く一度たりとも現認したり居合わせたり、話を聞いたり、噂すら聞いたことない」

と断言している。彼女たちもこぞって疑惑を否定するが、事実ははたしてどうなのだろう。

◆合コンすら蒸し返されたくない

女子アナブームの最中、フジテレビだけではないが、女子アナが“合コン”に参加している様子は週刊誌にキャッチされ、報じられることがたびたびあった。

「𝟏𝟗𝟗𝟎年代あたりから𝟐𝟎𝟎𝟎年代は、プロ野球選手や𝐉リーガーなどのスポーツ選手や、“ヒルズ族”と呼ばれた実業家たちが派手に遊んでいましたが、女子アナの姿もしょっちゅう見かけましたよ。女子アナが結婚相手に選ぶのも、スポーツ選手か実業家に二分するなんていわれていた時代です。野球選手との合コンや六本木ヒルズで夜な夜な催されていたヒルズ族のパーティーに積極的に参加していた女子アナは多いですよ。しかも先輩アナが後輩アナを誘っていたようです。スポンサー関連の偉い人との接待も頻繁に行われていましたが、お近づきになりたいと自分から積極的に参加していました。

ただ、中村アナは入社2年目から夫であるお笑いコンビ『さまぁ〜ず』の大竹一樹(𝟓𝟕)と交際していましたし、安藤さんはそもそも社員じゃありません。知らなくて当然なんです。この2人が、接待の席に積極的に呼ばれることはなかったのだと思います」(元フジテレビ関係者)

野球選手との合コンやヒルズ族のパーティーに参加していたアナたちも、これはすべて自分の意思で参加していたわけだから、いわゆる“上納”と呼ばれるものでも接待でもなく、何も問題ない。しかし、彼女たちは、そんな過去を蒸し返されることに戦々恐々としているという。

「今回の騒動で名前が挙がっているフジテレビの佐々木恭子アナ(𝟓𝟐)は体調を崩し、4月から予定されていた新番組の進行役が白紙になったようだと報じられました(『ピンズバ』2月𝟏𝟏日配信)。自分もその二の舞にならないように、遊んでいた女子アナたちは、ダンマリを決め込んでいます。とにかく、目立たないようにして嵐が過ぎるのをひたすら待っているのだと思います」(前出・関係者)

◆フジテレビだけが……

民放各局は社内調査を始めたが、まだ結果は発表されていない。

「コンプライアンスが厳しくなった昨今、フジテレビ以外のテレビ局が、女子アナをコンパニオンやホステスとして接待に同席させているなんて話は本当に聞いたことがありません。それは徹底されてきています」(民放プロデューサー)

そんななか、2月6日発売の「週刊文春」はフジの“上納文化”が囁かれるきっかけを作った元編成幹部𝐀氏について、他局の女性アナウンサーにも飲み会に来るよう声をかけていたと報じた。𝐀氏は部下を通じて、お目当ての他局アナと交流がある自局の女性アナに接触を図り、他局アナを呼ぶよう執拗に要求していたという。

やはり、フジテレビだけが歴史の流れに逆行していたということなのだろうか──。

 

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